普段朝食など食べないのだが
宿に泊まると必ず ご飯 をおかわりする
ここのご飯が美味しいから なのではなく
昔からそうなのだ。なぜだかは未だに分からない。
この年になり、旅をする事にも慣れ
最小限の荷物で出かける。
時には手ぶらで宿を訪れる事もあったが
宿の人から不審者に見られた事があったので今はしない。
ナップザック・・・・今はこの名を使う人はいないかもしれない。
背負うヒモを左右にギューと引いて口を閉める
遠足の時、そのヒモが肩に食い込むのが痛くて、タオルを巻いて
ヒモを太くし、ヒモに掛かる荷重を分散し、痛みを無くして使っていた。
うなずいている人は同年代のはずだ。
今の呼び方はよく分からないが、私が持って来たのは 正に
ナップザックである、しかも、NIKEのロゴが入っているのだ
少し前は高級なブランドであったはずだが、今は安価である
そういえば、昔、ピエール・カルダンと言うブランドが日本に旋風を起こした
しかし、最後は友達の団地の家のトイレのスリッパにも
そのロゴマークが入っていた事を思い出す。
話を戻そう
私は必ず、旅の友としてカップ麺を忘れない
夜、なんとなく食べるのだが、この宿では、夜食のラーメンが無料で
振舞われる。うれしいサービスだ。
サービスとしてはうれしいのだが、今朝、自慢のナップサックから
電動髭剃りを出そうとして驚いた。
うれしいサービスのおかげで食べ余したカップ麺のフタが
今にも破裂しそうなまで盛り上がっているのだ。
しばらくクルクルとカップ麺を回し見していたが、「あっ」と出た言葉と共に
すべての事が解決した。
「気圧」だ、気圧が違うのだ!
昨日、到着し、階段を上がりながら、体調に不安を抱いた息切れも
なんだかやけに疲労を感じ 「年のせいだ」 と もみ消した切ない気持ちも
すべて気圧のせいだったのだ!

空と地上の境が 雲 だと思っていた頃
此処はその境界に位置する
天空の地なのだ
さて、本来の目的の為に、ここの事を探ってみる事にしよう。
つづく
山懐の地より